WANIMAの脇で歌う
こんばんは。
熊本は暑いし雨は降るしでなかなか大変な気候が続いております。
そんな中、今週末は牛深へキャンプへ行ってまいります。
天気が心配です。。
でもとっても楽しみです。
さて、先日は縁あってロックバンドWANIMAの凱旋ライブ「WANIMA天草の乱」のサブステージに出演させていただきました。
こんな機会滅多にありません。
まず人がめちゃくちゃ多い。
会場に入るとグッズ販売の長蛇の列が目に入りました。
何でも前日の夜から並んで寝泊まりしてた人もいるとのこと。
やっぱりWANIMAは相当な人気ですね。
早朝にリハーサルをして、昼過ぎに出番。
一週間前の予報では雨でしたが、かんかん照りの快晴となりました。
天も味方してくれましたね。
今回のサブステージでは、地域学校の合唱やプロミュージシャンの演奏、書道によるパフォーマンスなどがいずれもWANIMAの楽曲を取り入れつつ行われました。
僕たちのグループもWANIMAの楽曲を数曲カバーさせていただきました。
正直それまであまり聞いたことがなかったのですが、アレンジする中でそして歌ってみる中でWANIMAの絶大なる支持の所以を感じました。
ロックでカッコいい曲調の中にも、「ああ、いいな」と感じるメロディや歌詞。
そんな、どこか深みがある演奏と雰囲気に魅力されました。
WANIMA最高ですね。
さて、今回のアカペラ演奏は2つのグループでそれぞれ約20分ずつ、計40分ほどのステージで、僕は両方とも出演させていただきました。
こんなに長い時間ステージで歌うことはなかなかないし、況してや炎天下、かなりいい運動になりました笑
めちゃくちゃ楽しかったです。
今回はそのステージで感じたこと、難しく思ったことをまとめてみたいと思います。
まず難しかった点は、お客さんとの物理的な距離が結構あったことです。
ステージから客席までがおよそ30メートルくらいだったでしょうか。
そもそも、ステージと客席の間には空間を分ける膜のようなものがあると個人的に思っています。
ライブを見るときとかって、ステージっていう別の空間を見ているという認識があるんじゃないかなぁと思うんですが、僕はステージ作りをする上で、その膜を破ってお客さんとどれだけ近くなって一緒に楽しめるかを大切にしています。
勿論、そのグループのコンセプトなどによる部分もあると思いますし、演奏をシンプルに聞いてもらうというスタンスは大切だと思います。
膜を破るというのは、ちょっとした体験や自分に向けられている感があるステージって、最高じゃないかなという価値観です。
例えば、お客さんと目を合わせることだったり、一緒に歌ってもらうことだったり、めちゃくちゃ前に出たりと、些細な工夫でステージには彩りや個性が出てくるように感じます。
物理的な距離が結構あった今回のライブでは、そういった点に関して難しさを感じました。
もっと上手いこと表現できたんじゃないかなと反省です。
ただ、皆さんすごく真剣に聞いてくださっててとても嬉しかったです。
次に、それと付随した内容ですが、ライブでの手拍子についてです。
手拍子って難しいもので、演者からあまり無理に強いることでもないよなと個人的に思っています。
今回のライブは炎天下でもあり、お客さんもかなり体力を消耗されていたように思います。
そんな中、手拍子をするのって結構大変ですよね。
手拍子があることでライブに雰囲気や一体感が生まれるということはあって、それはとても嬉しいことです。
ただ、今回のライブでは距離もあってお客さんの反応が見え辛く、自分自身怖くて無理に求めすぎた節があります。
こうなってしまっては、膜を破るという話ではなく、ただの自己満足ですね。
その辺のバランスを取ることも大切だなぁと感じた次第です。
個人的に反省の多いライブでしたが、とにかく気持ち良くて楽しいステージであったことは間違いありません。
ご縁、人との繋がりがあってこそ、このような貴重な経験ができました。
心から感謝です。
来週末は山口のライブに出演させていただきます。
最高のステージにできるように頑張ります。
それではまた!